WORKS

銀座クオリティへのこだわり

デザインコンセプトは
「ほのかに香る、一寸の色気。」

上質を嗜む大人へ。シンプルながら、ディテールにこだわった作品に仕上げました。それらディテールは、艶やかな色気漂う「おわら風の盆」の踊りから着想を得ています。深くかぶった編み笠から、 微かに覗かせる口元。想像力を掻き立てる佇まいであり、その感性は日本的美意識の表れでもあります。 隠しホックやトレイのセンターに配置した薄手の芯材は、シルエットのみうっすらと浮び上がるデザイン。それにより、「ほのかに香る、一寸の色気。」というコンセプトを具現化しました。

6度にも及ぶ丁寧なコバ塗り

コバとは、革をカットした裁断面になります。コバの処理を行わないと革の繊維がほつれてきてしまい、革と革の貼合せ部分の割れやコバの黒ずみの原因となります。時間や季節などにも関係しますが、一度コバ塗りをすると3-4時間ほど掛けて乾かさなければなりません。コバ塗りを6度行うと、乾かすだけでも18-24時間もの時間を費やすことになるのです。通常3-4度塗りでも十分ですが、コバ塗りは重ねれば重ねるほどエッジに凛とした品格が宿ります。シンプルなデザインだからこそ、ディテールに魂を込めて製作しています。

フランス産シュリンクレザー
「トリヨンラグーン」

フランス南西部のエスプレットに拠点を構える1927年創業の老舗タンナー「Remy Carriat《レミー・キャリアット》」社。その確かな技術と品質から、世界中のメゾンブランドに愛され続けています。世界規模で卸し先を厳選していることから、日本で入手することは極めて困難なシュリンクレザー「トリヨンラグーン」。 しっとりと滑らかな触り心地は、まさに極上の証。 SINCE1612は、品質へこだわり抜き、上質な「トリヨンラグーン」を贅沢に2枚貼り合わせ、 『VOYAGE』を製作しています。 また、動物の命に対する感謝の思いから、 SINCE1612では革本来の風合いを味わうことができるギリギリの部分まで余すところなく使用することをポリシーにしています。